2021年8月台風9号
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2021年8月台風9号
8月5日に熱帯低気圧(熱低)から台風へと発達した台風9号。
台湾北部を通過して、北東へと進み、東シナ海を通り九州へ上陸。
8月9日に中国地方で温帯低気圧へと変わりました。
温帯低気圧(温低)に変わっても、強風域が広がったり、
温低として発達して、雨や風が強くなることがあります。
これは、台風から変化した温低は、
湿った暖かい空気を含んでおり、
通常の温低よりも雨量などのポテンシャルが大きいためです。
10日から東日本、北日本で影響が出ており、
青森などで、河川の氾濫などの被害も出ております。
これ以上被害が大きくならないよう、願っております。
石垣島では、6日~7日にかけて風が強まり、西寄りの風が強く吹きました。
石垣島では夏場、高気圧に覆われると、
南~南東の風が卓越して、清々しい海風が島を包んでいます(カーチバイ)
こんな日はカヤックやSUPも気持ちよく漕げます。
ところが前線や熱低、台風が接近すると、
西風が吹くことがあり、いつものフィールドの環境が激変。
穏やかな川にさざ波が入ってきたり、
休憩ポイントに風が入り込んで来ます。
今回の9号も、
6日 南南西13.7m/s
7日 南西15.4m/s (最大瞬間風速:南南西22.5m/s)
上記の風が記録されました。
両日とも、風を避けカヤックやSUPツアーを催行しました。
マングローブの中を西側に寄り進み、風を受けないようにナビゲートしました。
雨があまり降らなかったのが助かりました。
今回はコースを変えたり、
普段よりもスピードダウンして進み催行できるコンディションでしたが、
これ以上強くなると、かなり厳しいかも…
風の強さは、ツアー催行の安全面で重要なファクター。
今後も風の強さに注意しながら、ツアー運営をしていきたいと思います。
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